2006/08/22 電車だけど大冒険の巻

なんだか今日は旅っぽい一日でした。ハラハラドキドキ。
「金だせ!」え、なんでなんで!?ついにカツ上げ?コワイヨー

●昨夜
  なんやらかんやらで3時回る。
  日本は10時なので、取り急ぎ、BAに電話。

  GO「あのー。自転車をアテネからロンドン経由で成田に
    持って帰りたいんですけど〜〜〜(−◇ー)」

  係「出来ますが、バッグか段ボールに入れて頂く必要があります。
    また、手荷物はお一人当たり23kgですので、超過1kgにつき63Euroかかります。」

  GO「あ、そですか、持ってけるんですか、
    でも、梱包しなきゃダメですか?」

  係「はい、梱包の必要があります。」

  あー。残念。
  そのままで行けるっていわれたら、
  アテネの空港でごねようと思ったのに・・・

  んー。きっぱり断られちゃった。残念。
  このご時世なので融通聞かないのはシカタナイか・・・

  ということで、明日は自転車バッグ捜索しなきゃ。

  で、そういえば、昨日洗濯してない。しなきゃ。
  とか、充電しなきゃとか。
  ブリンディジ到着遅いなら、ホテル予約しなきゃとか・・
  パターン狂うとペースが狂う。

  結局4時過ぎ。就寝。アウ

●朝

  何やら、8:30位から部屋のベルを鳴らされます。

  その度、「あ〜?」とか「う〜?」とか言っているので、
  部屋には入ってきませんが、おきろって事ですか?
  今日チェックアウトなんだから、朝食食べに行っても
  ベッドメイクは出来ないはず。ナンダかなぁ。
  それでも4つ星かよ!?

  9:00頃にやっと起床。
  寝癖を直して朝食へ。
  昨日はコーヒーまずかったので、ミルク入りを頼むがこっちもマズイ。残念。

  部屋に戻り、のんびりシャワーを浴びて
  変則装備をどうしようか悩んで、結局自転車バッグにPC突っ込んで、
  ホテルに預けていくことに。

  12:00リミットギリギリでチェックアウト。
  自転車カバン2つを預けて、リュックでGOです。
  ナゼか、ヘルメットを持ってきてしまう。

●自転車バッグ捜索

  ま・ず・は、自転車バッグ探しです。

  ホテルのフロントで自転車屋を聞くと、昨日の[i]とは別の所を教えてくれる。

  行ってみると、おもちゃやで自転車を売っていますと言う程度。
  んー。身振り手振りで説明です。

  あー。バッグ?それはココにはない、この道をずっと行った広場の所に、
  自転車屋があるからそこで聞いてみな。と英語でお答え頂けるサンキュー

  Piazza Mercatoという海沿いの広場へ。
  広場に100台くらいの自転車並んでいます。
  が、ままちゃり、子供用が中心で、ロードレーサーなんか見あたりません。
  一応聞いてみますが、ナイヨ。とのこと。

  駅の方に行ってみな、とのことでした。

  駅に向かいます。同じ道を通っても仕方がないので、
  別の道からいきますが、汚いな〜ほんとに。
  夜は一人では歩きたくない雰囲気です。香港の裏路地かよ!

  駅にいてグルッと一周するが、見つからない。
  んー。
  駅の一回り外をグルッと回りますが、これでも見つかりません。

  んー。ダメカ。
  今日は駅の回りに露天商がたくさんでていて、
  若干押し売り気味です。

  パソコンを露天で売っているおっちゃんが、
  エクスキューズミーと行っています。
  ナゼパソコン使いだってわかった!?
  笑顔でヌォンヌォンと言って通り過ぎます。

●昼飯探しへ。

  んー。無いか、時間は13:00を回りました。

  バッグ捜索はアテネに持ち越し。
  昼食さがしとします。

  教えてもらった「DaBruno」へ行ってみよう!
  駅でメトロの入り口をさがし、今日はすんなり発見。
  イタリアはホントに案内が少なくて困ります。

  メトロに降りていくと、係がいます。
  「PiazzaAmedeo」と叫ぶとあっちだと・・・・

  いくらとジェスチャーすると、
  改札の先のホームへ行けと言っております。

  が、階段を下りようとしましたが、チケット売り場はありません。

  戻って買います。
  で、ちゃんとした入り口から入って、
  あ、電車が来てる!

  走っていきますが、間に合わず。
  電車は行ってしまう。

  最初からチケットはこっちだって行ってくれれば間に合ったのに!

  10分経過。来ません。

  20分経過。来ません。

  30分経過。やっと来ました。

  30分待ち!?アリエネー。

  電車に乗ること10分で到着です。
  歩いた方が早かったか?

  PiazzaAmedeoの駅を降りて海沿いに降りていきます。
  ナポリの駅とはダイブ違って、閑静な住宅街?イイカンジです。

  もらった地図を見ながら進むと海沿いの公園に出ました。
  そして、GPSを見ながらこの辺かなぁ?と行ってみます。
  が、無い。そんなお店は無い感じです。

  その辺の人に聞いてみます。しらない。しらないの連発。
  GPSにもこのレストランが載っているので、タシカにこの辺なのです。
  誤差±5m位。近くのお店に入って聞いてみますが、知らないとのこと。

  ん〜。残念。無いようです。
  古い情報だったのかな?GPSも聞いた情報も。

  折角なので、近くにあったよさげな雰囲気の店でピザを食べますが、
  んー。普通。多くて食べきれなくて残しました。スマソ。

  結局ナポリでは、ウマーーーってものに出会えなかった。
  東京で旨いピザ食べ過ぎかな?

  さて、帰りはどうしようか?
  地下鉄で万一30分待ちは時間的にあり得ないし。

  あ、バス発見。行けるでしょ。
  乗り場に並んでいる人に、ナポリ・スタッツィオーネ?
  と聞くと、そっちそっちと教えてくれました。

  で、バスにのりますが、お金っていつ払うの?
  乗り継ぎもしましたが、お金っていつ払うの?

  結局払えませんでした。

  駅の傍に降りたつもりが、ちょい反対側少々迷いましたが、
  無事ナポリ中央駅に到着。

  15:30駅で切符を買う。
  昨日駅のinfomationで聞いたメモを見せるとすんなり切符が買えた。
  よかった。

  ホテルに戻り、荷物を出す。
  トイレによって、ガレージへ降り。
  そして、準備完了で16:20頃駅に到着。
  発車まで15分あるから自転車置き場ちゃんと聞こう。

  駅員に尋ねると、何やらいろいろ言っています。
  数分喋ってやっとわかったのですが、
  この電車は、ナポリ発タラント行き。ですが、
  タラントまでは行かなくて、ポテンツアってところからバスになる。
  そして、タラントからブリンディジは電車があるとのこと。

  え?バス?
  それって、ブリンディジ行きには間に合うのかさ?
  乗り換え余裕10分しか無いけど。

  ブリンディジに行きたい?大丈夫だ、
  自転車?バスの脇腹に入れれば良い。
  この電車に自転車を乗せる?一番後ろの車両におけ。

  とのことですが、物置なんて見あたらず。
  入り口の脇にくくりつける。

●出発

  そして、16:35だいぶ不安になりながらも電車は出発です。

  片側3列、向かい合わせ席で6人がけ。
  電車の一番うしろの一番窓側をキープして、衛星補足。

  と、隣の隣の席がたいのいい兄ちゃんが座る。
  こんなにすいてるんだから、別の所に座ればいいのに・・・・

  ポンペイの駅の手前で、ちょっとガラ悪い兄ちゃんがふらふら前から歩いてくる。
  そして、出入り口とトイレしかない先のドアへ出て行った。

  と思うと、がたいの良い兄ちゃんを呼び出した。

  そして、ガラ悪いほうが、隣の隣に座る。

  で、2Euro出せと。

  へ?

  何?

  2Euroってのは、このコインだ。

  だせ!

  え?カツ上げ?

  意味がワカンネーよとジェスチャーしていると、

  がたいの良いのが、俺のはす向かいに座る。

  ・

  シマッタ。囲まれた。

  ・

  悪「だせ!」

  GO「why?」

  ・

  悪「だせ!」

  GO「why?」

  幸い、ナイフとかは持っていないようだ。

  と、ポンペイの駅に到着。

  「ちぇ。」っと行って、握手を求められ、
  握手をすると降りていった。

  コエーーーー。

  がたいの良い方は、乗り続け。
  隣の隣にすわっている。

  GO「あいつはおまえの友達か?」

  と、きくが、首を振るばかり・・・・・

  油断も隙もありゃしない。

  寝るに寝れず。電車は進む。

  その後のがたいの良い方の兄ちゃんの素行を見ると、
  どうも悪いヤツとは知り合いじゃなく、
  カツ上げするから隣に座れ、ぐらい言われた感じだと思う。

  ポテンツアの駅に降りる頃には、なんかちょっとうち解けた。

●ポテンツァ駅到着

  少し安心したら、ちょっと寝ちゃって、
  19:20 ポテンツァの駅に到着。
  乗客全員降ります。

  階段があって、自転車かつぐのちょっとツライ。
  そして、バス2台に分乗します。
  自転車をバスの脇腹につっこんで、自転車バッグも置いて、
  タバコ吸おうとおもったら、もうでるよって言われた・・・残念。

  そして、バスは進み出します。
  なぜかバス旅行!?

  時速100kmで山を駆け下ります。GPSの高度計は700m!
  回りは山だらけで、民家がポツポツある感じ。
  ホテルなんかは見あたりません!
  ここ自転車で走らなくてヨカッタ。

  GPSは地図入れ忘れで詳細でないけど、直線距離で100kmはあるよ?
  2時間でホントつけるの?
  タラントで一泊とかあり得ない。
  もう、ブリンディジのホテル予約しちゃたし。

  20:05 1つ目の駅(?)に到着。数人降ります。
  そして、また走り出す。途中山火事の様な物を目撃。
  まさに燃えてます。なんだここは!?

  20:30 ダンダンあたりは真っ暗に。街灯なんてありません。
  民家はポツポツ景色は山のまま、ドンドン高度が下がっていきます。
  すごい勢いで下っている模様。
  ガードレールが低くてホントコワイヨ。

  21:00過ぎ。
  当たりは真っ暗なままですが、遠くの方に町の灯りが見えます。
  こいつらホントに時間通りに行く気だ。コエー

  電車で走って2時間かかる道を、
  バスで高速飛ばして、でも駅には停まって同じく2時間で着く?
  ビックリです。

  21:20 予定通り!? タラントの駅に到着。予定通り過ぎてビックリ。
  標識を見ていたら、道のり150kmだった模様です。アリエネー

  少々安心ですが、まだ油断は出来ません。
  イタリアの半島を長靴とするならカカトの土踏まず側って所でしょうか。
  これから、カカトの外側へ電車で移動なのです。

  またも階段カヨ。
  自転車かついでエッサッサ。

  ホームに行くと、駅員がタバコ吸ってます。

  GO「ブリンディジ行きはこれかい?」

  係「そうだよ」

  GO「自転車はどこ?」

  係「自転車?ヌォン!、not possible!」ナゼか英語。

  え!?

  ダメ!?

  ダメ!?って何?

  ちょっとまて、俺は切符も買ってきたし。ほらよ。

  ブリンディジまで行くんだ!

  係「自転車でか?」

  GO「ちっがーーーーう!、電車!電車!これだよこれ!」

  係2が登場。

  係2「自転車?その辺にのっけとけ」

  GO「あいよー」ヨカッタ。

  おちょくってたのかな?

  ・

  ホントに物置場は無い電車で、座席の脇に無理矢理持って上がる。

  あと、1時間。
  これをしのげばホテルに着ける。

  この車両には、客は俺ひとり。かなり心細い。

  そうだ、ブリンディジのマップいれちゃおう。と
  折角一人なのでPCだして、USBからGPSへマップを転送。
  終了後ダッシュでしまいます。

  ホテルMajesticは。どこかなぁGPSでグリグリ探す・・・・

  駅の真ん前でした!スバラシイ!

  と、そんな所に中年カップルが乗り込んでくる。
  この人達がイイカンジで、色々はなしました。
  お互い片言の英語ですが・・・

  最後のブリンディジまで一緒にいって、ガムもらっちゃいました。グラッチェ。

  22:40 ブリンディジ到着!

  階段をかついで下りて登って、駅をでると。
  目の前にホテルが。ヨカッタ。

  およそ24時間前に入れたネットの予約は、FAXでちゃんと届いていた模様。
  名前を言うとすぐにわかって、チェックイン完了。

  駅前にちょっとした食べ物屋があり、
  サンドイッチを買ってきて、ホテルで食べる。
  んー。ヨカッタ。結構怖かったけど、無事着きました!

  ハイネケンで乾杯!

●今日のデータ

  走った場所:はしっていませぬ
  今日の天気:晴れ
  今日の走行距離:0km
  今日の走行時間:00:00:00
  今日の平均時速:-km/h
  今日の最高速度:-km/h
  今までの走行距離:2843km+LISBON-Torres Vedras

●Internet情報

  場所:Brindisi

  まだ確認出来ていません。
  ホテルはWiFiの看板がありますが、キャッチ出来ず。

●今日のまとめ

  んーー。怖かった。
  対処方法はこれでヨカッタのだろうか?
  少々不安だが、すんなり出したら、
  更に要求がエスカレートするんじゃ無いかとヒヤヒヤでした。

  後3日!気合い入れていきます!

  明日は、アテネ!に行けるかなぁ・・・

  え、船って、そんな時間かかるの?
  あ、しかも、パトラに着くの!?やばい!想定外!

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