2006/07/02 巡礼街道逆送中!

山と山との間には♪、登りと下りの坂がある♪(T_T
スペインでボラギノールは買えますか?
長距離走ると、足よりも尻が心配なGOです。

●昨夜の話
  電気を消して寝ようとするが、なんだかいろんなパワーが
  体に入ってきて悪くない感じでした。
  この辺はやはりパワーが強い場所みたいです。

●朝
  今日はやる気です!
  7:00起床!
  っていうか起きちゃった。昨日寝過ぎです。
  さて、準備準備

  シャワーを浴びて荷物の整理をして、さて朝食です。
  8:30朝食を取ります。オンスケです。

  9:00出発。

  さて、まずは街の中心に向かって走り出す。

  そこに日本人団体観光客発見!
  昨日もカフェから見かけた団体さんだ、

  話しかけてみる。

  ガイドさん「これから大聖堂の方に向かいマース」
  と、観光気分のところに割ってはいる。

  GO「日本からですかー」(しらじらしい)

  団体の方「日本からきたんですか?」

  GO「ポルトガルリスボンから自転車で来て、これからフランスに向かうんですよー」

  団体の方「あら、すごいですねぇ〜」

  GO「スペインはまだまだいるんですか?」

  団体の方「もうね今日で終わりなんですよー」

  GO キター!

  GO「スペインのガイドブックをお持ちではないですか?」
  GO「スペインのガイドブックだけもってないんですよ。」

  団体の方「持ってるけどホテルに置いて来ちゃったよ。」

  GO「んー。残念」

  ガイドさん(さあ行きますよという雰囲気)

  GO「じゃ、お気を付けて!」

  団体の方「気を付けてー」

  写真好きそうなカメラをお持ちの方に1枚取られました。ダンケ。

  という感じでした。

  残念。
  集合時間よりももう少し早いタイミングで行けてればよかったかも・・・・

  っていうか、これは、もしかしたら譲ってもらえるかも。
  ちょうだいとは言わないけど、定価か定価の倍くらいで譲ってください。マジデ。

  もう団体さんも行ってしまったので、仕方なくスタート

GarminGPSでナビゲーション

  このGPS(Legend CX)はナント!ナビもできる!
  で、今朝時間があったのでルーティングを設定してみた。

  衛星補則完了!(約30秒)
  位置表示OK!
  ナビゲーションスタート!

  そして、ナビに従って走り出す。
  今日はこれで道に迷わなくてすむかなぁ〜〜

  ピ〜ン♪と音がなって、
  「この先100mを左です」とは喋りませんが、
  表示が変わってこの先の交差点の曲がり方を示してくれる。
  (大前提として、こいつは英語版です。ハイ。)

  と走り出すが。どうも車用のナビゲーション
  どうしても、俺を高速に乗せたくて仕方がないらしい。

  うーうー。道路標識は自転車NGの表示。(x_x
  だから、行けないって!

  自転車モードって無いのかよ!
  自転車マウンタは売ってるくせにー!
  (ちゃんと調べてませんが)

  ナビに背いて国道を目指す。
  行く先行く先でところどころ ピ〜ン♪と音が鳴って
  道が間違っています。ここから戻ってくださいみたいな表示。アララ(T_T

  しばらく走るとナビもあきらめたのか、その先の道を表示してくれる。
  ヨカッタヨカッタ。

●ガイドブック獲得作戦!?

  15kmほど走ると、サンチアゴ空港がマップに表示される。

  空港・

  空港・・・

  もしかして、日本人観光客が来るかも。
  そしたら、スペインのガイドブックいただけるか!?

  ナビゲーションに背いて空港に寄っていく。

  小さめの空港は、ArrivalとDepatureがすごい近い。
  よし、ここでガイドブック獲得作戦だ!

  空港の入り口で待ってみる。
  待つこと15分、日本人観光客の来る気配は無い。

  空港の中の本屋に売ってるかな?

  空港の係員みたいな人が来たので、Book Store?と聞くとシーシーという。
  自転車をここに置いて行っていいか?
  というと、駄目だ。入れ入れとジェスチャー

  自転車ごと空港に入れってこと?

  入ってみると、「OK、大丈夫!」という顔をして行ってしまう。

  ということで、自転車のまま空港に侵入。
  本屋らしきところは1つしかなく。中を物色。

  ガイドブックはあるが、スペイン語or英語。アララ。
  一応、お店のおばちゃんに聞いてみるが、日本語版は無いよとのこと。
  ソリャソウダ

  もう一度、Departureの入り口で15分ほど待つ。
  日本人らしき人は全く来ない。んー残念。
  これ以上は待てないや、行こう。

  残念ながら、サンチアゴ空港ガイドブック獲得作戦は失敗に終わる。

●絶好のコンディション?

  今日は絶好の天気である。
  晴れではないです、曇りです。
  直射日光を浴びなくてすみ、雨でもない。
  こんなに最高のコンディションは無い!

  良いペースで進んでいく。

  しかも、今日は走っていて楽しい。
  なぜなら、巡礼街道をサンチャゴに向けて行く人々とすれ違うからである。
  杖をもってザックをしょって歩いて行く人。
  数人のサイクリングのチーム。
  みんな「オッラー!」と行って手を振ってくれる。
  その後に何を言っているかはよくわからんが方向は違えど、旅人同士。
  お互いをたたえあっているかの様で、なんともすがすがしい。

  サンチャゴから離れるにつれてだんだん減ってしまって残念だが・・・

●最初の休憩

  12:00頃 26Km地点で休憩をする。
  何件かあるカフェはサンチャゴへ向かう人々が休憩している。
  オレンジジュース1杯飲んで15分ほどで出発する。

  今日は長丁場、走りやすい天気のうちに距離を稼ごう。
  アップダウンは当たり前の様に繰り返す。

  アップダウンと道路標識の法則があって、
  登るときは、2車線になったり追い越しOKのマーク。
  下るときは、1車線になったり追い越し禁止のマーク。
  しごく当然の話だが、追い越し禁止のマークを見ると「そろそろ下り!?」とワクワクする。

●昼食

  そんなこんなで、約55Km走って走ってMELIDEという街に着く。
  一つ前の街では少し早いかと思い、次で食べよう!
  と思っていたら14:30。チョット遅かった。お腹ペコペコ。

  街の入り口あたりに、同士チャリダーの自転車が2台止まっている。
  しかも、店の名前が、「RESTAURANTE CAFE BAR SONY
  ソニーかよ!

  一度通り過ぎるが、気になるのでヤッパリそこで昼食を取ることにする。
  なぜ通り過ぎたかと言うと、テラスで食べれそうに無いからである。

  RESTAURANTE CAFE BAR もしくは、CAFE RESTAURANTEとある場合は、
  店に入って手前がカフェで、奥がレストランという構成。
  食事は奥なのである。

  何故奥に入るのに躊躇するかというと、臭いがきついからである。>俺
  汗ダクダクで走ってきて、もう当然酸っぱい臭いがするわけである。
  昨日洗ったばっかりのリュックも臭い増幅器と化している。
  この体でレストランの席に座るのは気が引けるのである。

  ま、とりあえず、スペインなのでお昼はガッツリ食べておかないと
  と思い中へ入っていく。

  お店の人は、いやな顔はしないが、
  席に座るやいなや、右側の客がくしゃみを始めた。
  年の頃70位のおじいさん。クシュン!クシュン!
  そして、ダッシュで食べて外へ出て行った。

  GO「あ、やっぱ臭う?」と心の中でつぶやく。

  メニューはよくわからないので、カルネカルネ!と行っていたら、
  ミックスのカルネがあるよと英語がわかるらしい店員が教えてくれたので、
  そちらを頂くことにする。

  そして、待つこと5分ほどで山盛りのお肉とポテトが登場する。
  ソーセージ1本、お肉2キレ、スペアリブたくさんという構成。
  お肉はチョット堅いがおいしいよ。

  すると次の客老夫婦客登場。なんと俺の左隣の席に案内される。
  奥様は若干臭いが気になる様子。鼻をイジイジ。
  旦那はマアマア・・・となだめている様子。
  こちらの客の料理が来る頃には、俺も急ぎめで食べ終わったので、外に出る。

  お肉とオレンジジュースで9Euro。
  お昼にしては少し高いが、おいしかったのでまあOKでしょ。

  出て行くそぶりをみて若干ほっとする奥様。スマソ

  多分、臭いの質が違うんだよね。
  ワールドカップの時にクロアチア人が臭くてしょうがなかったが
  彼らは平気な感じ。慣れの問題だよ。キット。
  慣れて!

  テラス席で30分程休憩をして、水を買ってスタートする。

●変態出現!?コワー

  しばらく走っていると、田舎道の林の脇に男が立っている。
  こっち見てる。
  なんかロベカル似のおっちゃん

  あー、脱いじゃった。(下)

  最初はタチションしたいのかと思ったんだが・・・
  なんかゴシゴシしてる。(X_X ウエー

  怖い怖い。ダッシュで駆け抜ける。

  しかし、走ること1km程
  また、道沿いに人が・・・・

  さっきの男だ。
  俺を見るなりまた、下を脱ぎ始めた。コワーーー
  また、シコシコしてる。しかも声つき(X_X ウエー

  車で先回りされたのか?
  なんか、追われてるの俺?コワーーーーー(t_t

  え、次みたらマジ警察に電話しよう。
  なんて言おうカナ・・・英語だよね?
  んー。どうするどうする?
  と考えながら走るが、もう登場しなかった。ヨカッタ

●で、ルーティングどうすんのよ!?

  ヒザの調子も気になるほどでは無く快調。
  天気も変わらず曇っていて涼しくていい感じ!!

  19:00頃 72Km地点で休憩にする。PALAS DE REIという街。
  小さな街だが、カフェのお姉ちゃんが感じが良くて気分が良い。

  まだルーティングを決めかねている。
  巡礼街道逆送は同士がたくさんいて走っていて気持ちがいい。
  ただし、すごいアップダウン。

  海岸線に出るには、後150km。途中のLUGOという都市まで25Km。
  山を越えれば行けるが、多分都会な感じの冷たい人々の街だろう。

  今日は、巡礼街道と海岸沿いの分岐点となる、GUNTIN(すごい名前だ)
  で泊まって、いろんな人の話を聞こう。

●GUNTINに到着するが・・・

  80Km過ぎ、GUNTINに到着する。

  しかし、なんだこの寂れた街は。
  ちょっとしたペンションぽい物はあるが、
  治安は悪そーだし、街は小さいし・・・・

  どうすんのよ・・・

  行っちゃう?LUGO?
  ホテルを探していたら、GUNTINの街ここまでの表示

  行くよ!LUGOの数キロ前から街がいくつかあるようだから、
  そこで泊まればいいよ。きっと、大丈夫。
  とLUGOの方に向かうことにする。このとき18:30過ぎ。

●LUGOまでは登りまくり

  なんとそこそこ標高が高いと思っていたが、
  ここから登りまくる。何だこの登りは。
  曇りで若干もやがかかっているため、遠くの見通しがきかない。
  どんどん山道に突入する。うー。失敗か?

  さて、メーターも98Kmを過ぎた頃。
  幅員減少&追い越し禁止のマークが、ここから下りまくる。
  俺敵には「ご褒美ダウン」と呼んでます。(^^;

  約5〜6Km程下ってLUGOの都市に到着。

  やったー。着いたよ着いた!!走行距離は105Kmをオーバー

●ホテルが見つからないのです。

  人が多そうなところに向かって走っていく。時間は20:00過ぎ。

  しかし全くホテルが見つからない。

  ぐるぐる街を3km程走るが、HOTEL HOSTALの看板は皆無!

  近所のおじさん風な人にホテルは?ホテル?

  と聞くと。ホテルの案内カードのようなものをくれて、
  道を案内してくれる。

  しかし、全編スペイン語(T_T 全くわからない。
  とりあえず、近くへいってまた聞けばいいかと。
  指示された方向へぶらぶら走っていく。

  そして、また迷子になっていると、先ほどのおじさん登場。
  あー。わからんのか困った子だという表情。

  わかった、一緒に行ってやるよという雰囲気。ヨカッタ。(^-^
  道のり徒歩5分程。色々とスペイン語で喋られるがよくわからん。
  リスボンから来たんだよ、今日はサンチャゴから100km走ってきた。
  フランス?と聞かれたので、行く行く!
  フランス、イタリアへ行くよと、通じたかな?

  少しはずれたところにあるホテル?
  ホテルから50mのところでゴミ箱をあさっている人が一人、
  回りの建物は、落書きだらけ、どうもあまり治安がいいとは言えないようだ。

  そしてホテルはココだと指さし確認、入り口のインターフォンで何やら喋っている。
  そして、ドアが開いた。

  受付は2階。自転車からバッグを取り外し、
  自転車を背負って受け付けへあがる。

  その間におじさんはいなくなってしまう。
  お礼も言えなかったヨ。(T_T

  ホテルは1泊18Euroとのこと。朝食無し。
  おー安い。部屋は少々狭いがまあいいでしょう。
  泊まることにする。そんなこんなで21:00

●リスタート
  シャワーを浴びて、洗濯をしてリスタート。
  今日はやはり少し疲れているのか、体が重い。
  22:00頃。
  時間も遅いし最近気に入っている貴重品なしでの外出をする。

  ホテルのフロントの人はこの辺にレストランがあるよ
  と地図に書いてくれたが、地図がさっぱりわからず。
  ホテルの回りをグルグルする。

  日曜日の22:00過ぎ、そろそろ日が暮れようと言う時間。
  レストランは見つからず、あってもやっていない。

  やっているのは、食事できそうもないバーだけ。
  しかし何か食べなくては・・・・

  ま、バーも体験しよう。と入っていく。
  カウンターのケースの中にいくつかの食料が入っている。
  ペンネを選びちょうだいよ。
  というと、とっても小さいお皿によそってくれる。
  味はまあまあ、どちらかというと、
  「味はともかくとしても長靴イッパイ食べたい」感じである。
  お店の姉ちゃんもあまり感じが良くないので、
  つまみ一皿とビール一杯でやめにして他へ行くことにする。

  いくらだ!?というと、ウノ。
  UNO?1Euroです。ナンジャその安さは。

  そして、店をでる。
  ホテルからあまり離れないように注意しながら、
  少し範囲を広げて一回り。

  少し盛り上がってそうなバーを発見。
  行ってみる。

  お店のおばちゃんがスペイン語で話しかけてくる。
  ビールと・・・と言いかけて壁を見ると
  TAPAS ・Pulpo ・MARUNO ・?? と書いてある。

  迷わず、Pulpo!(タコです)
  大きいお皿とジェスチャーするが、
  醤油差しくらいのお皿に、ゆでタコが3切れとパンが一欠片、
  オリーブオイルとスパイスがかかっている。
  あー(T_Tもっと食いたい。

  しばらくのんびりしていると、
  左隣の客に焼き鳥風の小皿が出される。

  GO「あれ何?何? 俺にもくれよ」とジェスチャー

  店員「MARUNOだよ」と教えてくれる。
  そして、頂く。
  何の肉だかさっぱりわからんが、オイシイ。
  エスニック風のスパイスもイイ!

  これで、お店と俺との意思疎通はばっちりです。
  スペイン語がわからないアジア人、人の食べ物をみて、
  それ何だ?何だ?くれ!というと出してくれる。ワーイ。

  右隣の客に、ピーマンみたいなのでてきた。
  今度は食べたいのじゃなくて、とりあえずナニナニ?と見ていると。

  店員「おまえ、食うか。待ってろ」みたいなジェスチャー

  GO「え、ていうか、一切れでいいんだが・・・」

  と出てきたのは、焼いたシシトウの様なもの。
  「ビッカ」って言ってたなぁ
  おっかなビックリかじってみる。
  そんなに辛くない。んー。塩がきいていてオイシイ。

  と、GoodGoodという表情をすると、店員はよかったよかったという表情。

  ビールも2杯飲んだし、もう帰るか。
  お会〜計。と小銭を出すと、1.8Euroとのこと。安!

  むっちゃ、グラシアスと言ってお店を出る。

  そしてホテルに帰ってきました。

  (っていうか、今日の日記は長杉!)

●今日のデータ

  走った場所:SANTIAGO-(N-547)-GUNTIN-(N-540)-LUGO
  今日の天気:曇り
  今日の走行距離:108.17km
  今日の走行時間:8:39:45
  今日の平均時速:12.48km/h
  今日の最高速度:53.61km/h

●喫煙情報
  LUGOのカフェでも喫煙と禁煙席が別れていたなぁ・・・

●Internet情報
  無線はキャッチできず。
  明日トライします。

●今日のまとめ

  (今日の文章大杉。)

  走っている最中から、これはネタにこれはネタにって
  8時間も走ってたらこんな長さになってしまった。

  巡礼街道は教会がイッパイ見れるのかとおもったら、
  道路沿いにあってまともに見れたのは1つ位で、
  道路の脇に歩道があって、そっち側だと見れるようです。
  もしくは、わざわざ寄り道しないと見れないかもです。

  LUGOまで来ちゃったということは、巡礼街道はあきらめたということです。
  海岸沿いへ向かっていくことになります。

  涼しかったおかげもあり、快調に走れました。
  足の疲れは今のところそれほどでもありません。

●明日の予定

  ナントもう1泊します。
  アレーーーーおかしいなぁーーー急ぐんじゃナカッタノ?

  ・おじさんを見つけてお礼を言いたい。

  ・ネットカフェを見つけて色々うpしたい。

  ・でかい本屋を見つけて、スペインのガイドブックを買いたい

  あたりの何本かです。

  お楽しみに。

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