2006/07/08 トラブル発生!?

最近毎日走っている物の、40kmとか50kmとかフルマラソンくらいしか
進まないのは何故なのか!?寝過ぎ?根性無し?冒険しなすぎ!?
今日は結構ヒヤヒヤでしたよ。(-_-

●昨夜
  早めにベッドに潜り込むも、なかなか寝付けず。
  iTuneに入れていたミスチルを聞いちゃったのがいけないのか。
  昔の思い出に浸りまくる。とそんなこんなで3時過ぎ。
  もやは定時です。

●朝

  定時11:00に起床。この生活が板に付いて来ちゃった(T_T
  12:00に出発!と思い、会計をすます。

  30.23Euro微妙な金額。この辺は外税表示みたい。ワカリヅラー
  カードで!とカードを差し出しながら、朝飯食いたいんだけど
  とジェスチャートークをする。
  わかったわかったと言う表情で。
  トーストとオレンジジュースとコーヒーを出してくれた。
  お代はいいよと。

  親しげな受付のおばちゃんに名前を覚えられちゃった。
  グラシアス!

  無料で朝ご飯を食べる!この手使えるか?
  ま、2〜3Euroなら出してもいいんだけどね。

●道がわかりづらい

  さて出発!と進もうとするが、
  方角がわからないは、建物多くてGPSは頓珍漢な方角を指すわで一苦労。
  水を補給して走り出すまでに30分程かかってしまう。

  今日の道もやはりアップダウン。キビシー!
  海岸線の砂浜を見ながら走れるような道は無いのか!?

  あたりは高速道路が何本か走っていて、道案内は高速道路の標示のみ。
  GPSだけが頼りです。

  15:00頃お昼を食べようと海沿いへ降りていく。
  案の定ビーチリゾートっぽい風景。
  最近、そういう勘が良く働くようになった。

  街が終わりかけるところでレストランに入る。
  テラス席で食べようと思ったが、席に着くも10分放置されたので、
  イソイソと中に入っていく。

  ランチメニューは前菜、メインとドリンクとデザートで12Euroとの表示。
  一皿目はスープを選択、2皿目はカルネ(肉)
  スープはアサリと豆のスープ。ヤッパリスペイン風。まあまあ。
  お肉は、薄いお肉をフライにした物、ポテト付き。まあまあ。
  ポストレス(デザート)は、フラン(プリン)を選択。OK。
  で、コーヒーを飲んじゃったので13Euro。まずまずでした。

●スタート

  なんだかんだ1時間程のんびりしてしまい、16:00過ぎに出発する。
  今日はどこまで行こうかなぁ?
  明確な目的地が無いと人間駄目ですね。
  とりあえず次の街、GIJON(ヒーホン?)まで行こう。
  こっちは高速だから、海沿いの道を選択。

  海沿いに降りていく道は、何やら産業地帯の趣。
  石炭だか鉄鉱石だかなんだかわからんが、ベルトコンベアが延々続き
  赤茶色い砂利の山、黒っぽい砂の山、そんな景色を道の両側に見ながら進む。
  通る車は大型トレーラーのみ。通るたびに砂埃を舞い上げて走って行く。
  自転車旅行者はオヨビデナイ感じ。

  今にも西部警察で銃撃戦が始まっちゃいそうな雰囲気を、
  いやでも満喫しながら先にすすむ。

  そろそろ海岸沿い・・・・
  道がふさがっている。

  右にトンネル(T_T

  これを行けってか。

  ああそうですか。

  長さは500m。
  大きなカーブのトンネルは先が見えない。
  ピチャ!ピチャ!と水がしたたり落ちるトンネルを走っていると、
  対向車がゴーーーーっと来る。

  ホント勘弁して下さい。

  無事トンネルを抜けると、海というか港。
  産業用に作られた港の様です。

  まったくもってオヨビデナイ感じ。(T_T
  でも、GPS上で道は続いているよ。先に進もう。

  しばらく走ると、徐々に住宅が増え始め。
  新しい街が広がってくる。ヨカッタ

  でもね。なんかしっくり来ない感じ。

  スペインのVIGOも近い物があった、
  ポルトガルのトゥーラスヴェドラスも近い感じ。
  都会の雰囲気、というかサラリーマンタウンというか。
  街が冷たい感じ。

  とりあえず街の中心地へ向かってみる。
  何やら人が多い感じ。
  土曜日だし何かお祭り事でもあるのかな?

  海に突き出したところにTurismoを発見する。
  とりあえず地図をもらって、ちらっと観光して次の街に進もうかな?

  Turismoへ到着。地図をもらう。
  インターネットもあるし、ホテルもたくさんある。
  どうしようか、ここに泊まっちゃおうか?

  と。Turismoを出ようとした時。

  あ!ヤバイ

  自転車が倒れる〜〜〜〜

  左側に倒れた自転車の上に右側の鞄がブレンバスター。
  目の前でスローモーションの様に再生される。

  そして、鞄を固定している場所が・・・折れている。

  2つある、右の鞄の留め具が1つ折れてしまった。

  シマッタ!

  片側約10kgの荷物を支えている留め具。
  これが折れては荷物が固定できない。

  自転車屋探しに目的を変更。
  Turismoで自転車屋の場所を聞き。そこへ行くことにする。
  時間は18:00。スペイン的に言うと、まだ営業時間内だろう。

自転車屋を探す。

  自転車やを探して走っていく。
  片側の留め具で何とか荷物は装着できる物の、ペダルをこぐと鞄に足が当たる。
  これでは長距離は走れないし、スピードも出せない。

  約1km程。自転車を押して自転車屋へ向かう。
  やっとの思いで発見するも、どうも休みの様。マジか!?

  シャッターは開いていて、小さな電気が一つだけついている。
  留守にしているだけかな?と小さな期待を込めて待ってみる。
  15分経過。駄目だ。明日また来よう。

  この街に泊まることを決める。

●ホテルを探す。

  そして、ホテルを探す。
  まあ、安くてとりあえず寝泊まりできるところならどこでもいいや。
  と自転車屋の近くのホテルに行ってみる。

  「満室です」え?

  もう一件その側のホステルへ・・・・

  「満室だよ」え!?

  道を引き返しながら、5〜6件のホテルに当たるが全部満室。

  身なりが怪しいからか?
  汗くさいアジア人だからか?

  Turismoへ戻り、ホテルを取りたいんだがと聞く。

  係「この辺のホテルは行ったか?」

  GO「行ったけど、全部Fullだってよ」

  GO「Reservationはしてくれないのか!?」

  係「それはできません。歩いていくか、自分で電話をしてください」

  GO「・・・・」

  GO「今日はFestivalか?」

  係「シーシー(そうそう)」

  お祭り事で土曜日でホテルの空きが無いって事か。

  だめだ、片っ端から当たろう。

  GO「泊まれるか?」
  係「満室です。」

  これをまたも5〜6回繰り返す。

  時間は20:00を回る。

  21:00からポルトガル戦!とか行ってる場合じゃないよ。
  泊まるところが無い。

  頭の中にグルグルと選択肢が駆けめぐる(@_@

  ・野宿?ベンチで寝る?
  ・寝袋は一応あるけど治安的に無理そうだな。
  ・キャンプ?キャンプ場はあるっぽいな。
  ・どっかでテント買うか?もう売ってないか?
  ・キャンプしてる人のところに入れてもらう?何語で?
  ・それとももチョット進む?戻る?
  ・電車で進む?戻る?バス?

  ((この辺で明日に続くとかしたいな))

  だいぶテンパッテ来たので、公園のベンチに座り、一服しながら考える。

  「地図に乗っている、ホテルをあと2件回って駄目だったら、次の街に進もう。」
  幸い太陽は22時まで沈まない。
  体力的にもまだ走れる。

  そう思って、ばかでかいホテルのフロントに行ってみる。

  GO「I want to stay tonight , 1 person , OK ?」

  係「シークエンタ、どうのこうのどうのこうの」

  GO「(ん?、部屋あるの?)」

  GO「Can I Stay?」

  係「シー」

  GO「Reallllly!?」

  おーーーーーーーーーーーーーーあった!!
  劇的にウレシイ!!

  1泊60Euro弱で少々お高めだが、いいよ、OKだよ。
  むっちゃグラシアス!

●ホテルにチェックイン

  自転車を物置場にしまって、ホテルの部屋へ。
  かなり狭い部屋。六畳一間にユニットバスという感じ。
  日本のビジネスホテルって感じだけど、まあいいです。

  ダッシュでシャワーを浴びて、洗濯をして。
  無銭LANを確認。
  ちゃんとホテルの名前の無線LANが生きている。ラッキー

  ポルトガル戦を見るぞ!
  と。下のレストランへ降りていく。

  21:00のキックオフの瞬間は見れなかった物の、10分過ぎから見る。

  で、夕食は、二皿選んでデザート付きのパターン
  一皿目:スッパ・デ・マリシコ うまい!具は無いが濃縮された味がサイコー
  二皿目:トルティーヤ(?)オムレツです。まあまあオイシイ。
  ポストレス(デザート)は?「○と×と△とナタとメロン」がありますと。
  あーそー。じゃ、メロンで。

  ばかでかいメロンを食べる。
  で、前半終了とともに食事終了。
  セルベッサ(ビール)一杯も完了。
  ちと足りないけど。まあいいです。

  ここは、タバコが吸えないので外のカフェに行くことにする。

  先ほど悩んだ公園の回りを一回りするが、
  あまりサッカーで盛り上がっているところはなさそう。
  スペイン負けちゃったし、もうどうでもいいのか?

  半径を少し大きくしてもう一週。
  大きな液晶テレビが二台あるカフェが少し盛り上がっている。
  そこに入ることにする。

  「カーニャカーニャ」と生ビールを注文。
  そして、後半を見る。

  残念ながらポルトガル負けちゃった(T_T悔しい。
  アボーンって感じ。

  そして、ホテルに戻る

●今日のデータ

  走った場所:Aviles-(AS-238)-(AS-239)-(?)-Gijon
  今日の天気:晴れ
  今日の走行距離:42.66km
  今日の走行時間:4:18:39
  今日の平均時速:9.89km/h
  今日の最高速度:45.95km/h

  自転車押して1時間以上彷徨ったのも含まれます(T_T

●Internet情報
  Turismoで教えてもらったところがありますが、
  開いていなかったので使えていません。

  ホテルで無線LANが使えて快適です。
  AvilesといいGijonといい結構都会なのか、
  ネットは割と使えますね。

●今日のまとめ

  うー。久々テンパッタな。
  泊まるところが無いって結構不安ですね。
  見つかってヨカッタ。
  でも、まだ鞄は壊れたまま。
  自転車くっつける用の鞄は売ってないよね?
  Lisbonで自転車屋のネルソン君が、一生懸命ネジ切って着けてくれた鞄
  できればコイツを持って行きたいよ。

  鞄が壊れてすぐ、大きな道沿いにでたら、
  マウンテンバイクに乗った人の集団300人くらい?
  一生懸命走っていました。
  あーーー仲間がいる!って、うれしくなって駆け寄っていったら、
  「どこいくんだい。一緒に走ろうぜ!」みたいな感じで誘われました
  でも、自転車壊れてるんで走れないんだよ(x_Xって
  なんか、ちょっとうれしかった!

  Gijonの街はお祭りのようで、ホテル探しで彷徨っているときに
  民族衣装を着て踊っている人とかちらほらいました。
  写真撮るとか、見て楽しむとかそういう心の余裕は
  まったくもってありませんでした。(T_T

●雑感メモ

  Gijonの街はちょっと冷たい感じがしました。
  商売している人が少なくて、サラリーマンが多いのかな?

  なんか、お金の感覚がわからないっていうか、お金に生活感が無いというか。
  なぜかその感じが、冷たいって感じちゃう。

  カフェをやったり、ホテルをやったり、自分で商売をしている人が多い街は
  お金に生活感があるなぁって。お金の生活感か?

  このくらいの事をしたらいくら?
  という感覚がある気がする。

  一晩泊めるのに○○円、最低が○○円で、最高が○○円、利益は○○円
  ぼったくっても、このサービスだからこの辺まで。
  というような感覚が自然と身に付いているんじゃないかなぁ。

  ある意味、ずるがしこい、でも、ある意味、身の程を知っている。

  (スペインのサラリーマン事情を詳しく調べた訳ではないが)
  サラリーマンをしていると、毎月の給料が決まっている。
  良くも悪くも決まっている。
  大きな会社では、アップもダウンも割合が決まっていたりする。

  それが安定的だと言えばそうかもしれない。

  ただ、実際に自分が携わっている事と収益との関係が希薄になると思う。
  それはいつか、権利と義務というルールに則られる。

  リスクを経営者が取ると言えば聞こえは良いかもしれないが、
  お金の生活感は希薄になっていくのでは無いのだろうか?

  身の程わきまえているか?

  勘違いはしていないか?

  日本は大丈夫か?

  俺は大丈夫か?(一番駄目な気がするが・・・)

  (この部分は、後日リライトしよう)

●明日の予定

  ・自転車を直す!?直ったの!?
  ・次の街に進むのか?
  の何本かです!

  チャオー!

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