2006/07/15 ホテルが見つからないPart3

いい加減このタイトルも飽きたよと思った皆さん。
こんばんはGOです。
いや、今日も大変だったんですよ。

●朝
  9:45起動。
  9:55朝食へ。

  いつものおばちゃんがギリギリセーフという顔をしている。
  食べてる人も2組。ヨカッタ間に合った。

  さて、部屋に戻ってシャワーを浴びて荷物の準備。
  道具を探したり、送る物を出したりと、
  荷物はほぼ全部展開してあったので、片づけに一苦労。

  おばちゃんホントニ泊めてくれてありがとう
  の気持ちを込めて、上林さんにならって折り紙で鶴を折る。
  折り紙なんてやるの何年ぶりだろう。

  支度を終えて、昨日のあまりのビールと折り鶴を持ってチェックアウト。
  おばちゃんはちょっとうれしげでした、ヨカッタ。
  折角なので記念撮影!

  むっちゃグラシアス!と握手をして立ち去る。

  ホテルの物置から自転車を出して、カバン装着!
  んー。問題ないでしょう。今日はこれで快適に走れるかな?

●出発

  Turismoへ寄って、カンタブリア地方の地図をもらう。
  昨日のホテルのおっちゃんの言う通り、内陸の道を行くことにする。
  走り出したのは11:30位かな?

  荷物がきちんと設置できただけで、ペダルの重さがだいぶ違う。
  道選びも正解だったのか、緩やかなアップダウンが続く感じで走りやすい。

  しかし、暑い!
  昨日と同様痛いくらいの日差し。
  日焼け止めは塗ってきたものの首筋あたりが気になる。

  進むこと15Km。
  13:00を回って山道にさしかかったので昼食にする。

  SAN SALVADORという街のレストランで昼食にする。
  バッカリャウ・アル・ピルピルってのがあったので試してみることにする。

  東京で良く行っていた近所のバーの常連さんに、
  「ピルピル」がうまいから食べてきな!ッテ言われていたので、
  頼んでみた。(それはエビだって言ってたけど・・・)

  料理到着。普通にバッカリャウのトマトソースでした。(T_T
  なんか、チョット残念。普通に美味しかったです。
  昼からビールを2杯も頂く。

  店員だか近所のおっちゃんだかわからないが、
  しきりに英語で話しかけてくる。

  お「どっからきた?中国?日本?・・・」

  GO「日本だよ」

  お「俺はターキッシュだ、店員の女性はドミニカ人だよ」
  お「どこへ行くんだい?」

  GO「とりあえず、フランス。Lisbonから1200km走ってきた」

  お「おーホントカ!、一日どのくらい進むんだ?」

  GO「50〜60kmかな」

  お「そりゃ、スローリーだな」

  GO「だなだな。」

  お「どうだ、この自然は。東京はノイジーだろ!」

  GO「自然はいいな〜」

  お「そうだろ、芝生の上で寝そべってみればいいよ、きもちいいぞ!」

  GO「お、そうか、サンキュー」

  お「たまに蛇が出てくるけど、毒無しだから大丈夫だよ。ヒッヒッヒ!」

  と笑って行ってしまいました。(意訳含む)

  ま、割とフレンドリーなおっちゃんでした。

●リスタート

  さて、14:00近くなり出発です。
  この先は見るからに山道。ま、のんびり行こうと走り出す。

  若干坂が急になる物の、自転車が直ったうれしさで特に問題なし。
  ヤッパリカバンが壊れてからの数日間はペダルの重さがおかしかったんだと実感。
  暑さは依然ツライが。

  15:00 25km地点で休憩
  16:30 40km地点で休憩
  と、今日は久々なので刻んでみました。

  さて分かれ道です。

  昨日のおっちゃんの忠告通り、SANTONAに行くか?
  それとも先を急ぐか?

  SANTONAは岬なので、明日は5km程戻ってこなければならない。
  それとも、後30km先のCastro-Urdialsへ行くか?

  先には進みたいが、30kmはきつい。
  でももどるのもしゃくだ。と地図を見直すと。
  5km程先にLAREDOという割と大きな街がある。
  ココにしよう!
  と忠告を無視して行った
  のが間違いの始まりだった、
  ノカナ?

●LAREDOの街に到着。

  17:30頃LAREDOの街に到着する。
  Turismoも発見し、地図をゲト。
  Internetの場所も確認し、持ち込みPCが使える模様。2Euro/1horaとのこと。

  さて、ホテルは?
  時間は18:00。ここから長い戦いが始まる。

  まずは2,3軒アタック。
  満室です。Fullです。Completeです。
  と断られる。

  土曜日夜の海沿いの観光地だ、ま、仕方ないね。
  と公園のベンチに腰掛け、電話で予約の電話を入れる。
  昨日おばちゃんにスペイン語も習ったし。ウンウン

  2軒目のホテルで英語で良い反応。
  係「一人か?泊まれる。今は駄目だ20:00にフロントに来いとのこと。」
  GO「名前を言うか?」
  係「必要ない、20時にフロントに・・・」

  名前も聞かないって事は、予約にはなってないわけだよね?
  しかも後2時間もある。

  2時間もったいなから、他のホテルも電話してみよう。
  で、駄目だったらそこに行こう!

  地図に載っているホテル、ホスタル、ペンション上から電話を掛けていく。

  2軒目のホテル以外は全部満室。満室の連続。
  その他何件か飛び込んでもみるが、満室。

  何なんだこれは!!またか!!

  時間は20時となる。
  先ほどの電話をした2軒目のホテルに行ってみる。

  係「2時間前に電話?」

  GO「そうだ、20時にフロントに来いって行ってた」

  係「予約はしたか?」

  GO「いやしていない、でも泊まれるって言ったじゃん」

  係「電話の窓口はここから10km以上離れた場所にある。」

  GO「(そんなもん知るか!)」

  係「残念ながら部屋は無い。グッバイ!」

  と追い返される。
  何なんだその対応は!3つ星のホテルだよ!
  ちょっと高そうでビビってたけど、

  いったい20時に来いは何だったんだ!
  電話に出たヤツの名前を聞いておけばよかった。
  クソーヽ(`Д´)ノ

  Turismoへ言って、アパート・ホテルとアパートメントって何だ!?
  ッテ聞いてみる。
  キッチンが着いてて泊まれるところだよ。
  シャワーとベッドはアルよと教えてもらう。

  海沿いの公園でまたも一人作戦会議です。
  もう、いいから上から掛けよう。
  先ほど電話が繋がらなかったところを含め、10数件掛ける。

  昨日おばちゃんにきいた、
  「あびたしおん・ほい・うのぺるそな・うののーちぇ」
  が大活躍するが。

  結果はすべて「ヌオン」or「Complete」

  リストの一番下。
  26番目のユースホステルに掛ける。
  やった、英語が通じる!

  係「Today?1person? ok!」
  Go「ok!? How Much?」
  係「39〜46云々・・・・」
  Go「10mitsu after I arrive」
  とよくわからん英語を言って電話を切って、ダッシュユースホステルへ。

  そっか、そろそろユースも泊まってみろっていう、お告げかな?

  ユースに到着すると、通りかかったときは閉まっていた扉が開いている、
  (さっきは閉まってたのに!!何なんだスペインは!)
  中には若い2人男性客がフロントと話しをしている。

  後ろからおばちゃんにさっき電話したヤツだよとジェスチャーで伝えると。

  係「こいつが終わったら受け付けるから待ってろとのこと」

  あいよ。タバコを吸いながら待つ。

  待つこと15分。
  そいつらを部屋に案内し終わったようだ。

  あー、やっとくつろげる!

  自転車の荷物をはずして、チェックイン準備を開始する。

  と・・・・

  係「oh- I have mistake !!」

  係「so sorry ,さっきの客をいれちゃったから、モウ部屋は無いよ」

  係「すまんすまん。」

  工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

  おまえ、待ってろって言ったじゃん!!!

  係「これはおまえの荷物か!」

  係「悪いがもっていってくれ、扉をしめるから・・・」

  工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

  せめて他の宿探す手伝いとかしろよ!!

  GO「この町のホテルはみんなフルだ、もう調べたよ」

  GO「ドッチに行けばいい?東か!西か!?」

  係「んーわからん、とにかくすまん。帰ってくれ」

  ショボーン━━(´・ω・`)━━

  宿がないのは最悪いいが、俺の時間を返してくれ!

  時計を見ると20:55。
  21:00でTurismoが閉まる。
  ご相談コーナーの手段はこれで無くなるわけです。

  さっきとは逆ルートで来たので、
  来たときに気が付かなかったペンションが1軒

  フロントの扉は鍵がかかっている。
  コンコンとたたいて中の人を呼び出す。

  扉を開けてくれた。

  あびたしおん・ほい・うなぺるそな・うなのーちぇ?

  違う係を呼びに行った。アルかも!?

  さっきユースに入った2人組が登場する。
  ここはフルだよというジェスチャー

  やっぱり、帰ってきた答えはノー。フル。

  どこに行けばいい?と係に聞と、
  地図を指さして教えてくれた。

  残念そうだねと2人組は去っていく。チクショー!

  地図に示された場所を歩いてみるが、
  ペンションもホテルも見あたらない。(t_t
  時間は21:00過ぎている。Turisomoはもうやっていない。
  警察行くか?

  そういえば電話がかからなかったペンションが1軒ある。
  受付は3階か・・・・電話してみる。

  GO「あびたしおん・ほい・うなぺるそな」

  係「うなぺるそな?」

  係「うなぺるそな?」

  と聞き返される。

  GO「シーシー、コンプレート?」

  係「ヌォン、あびあしおん」大丈夫だよ風

  目の前にいるからあがっていくと言いたいが言えない。

  入り口のドアは閉まっていて入れない。
  インターフォンで開けてもらえば良いのだが、
  インターフォンの番号がわからない。

  と、ココに若者カップルが絡んできた。

  ペンション?ペンション?と聞くと、
  3Aのボタンを押してインターフォン越しになにやら喋っている。

  んー。ダメだって。残念だねーという顔をしてスペイン語で色々俺に話しかけてきて
  一通り喋ると気が済んだようで、行ってしまった。

  クソーここもダメか!?

  電話では「いいよ」って風に言ってたよな・・・・
  3Aのボタンを押して喋ってみる。

  あびたしおん、うな・ぺるそな、ほい!!
  なにやらかにやら話をすると、
  電話の人とわかったようで扉を開けてもらえる。ヤッタ!

  3階の受付へGOです。

  3階へあがり、ペンションのブザーをならすと、
  おじいちゃんがでてきて、スペイン語で何やら言っている模様。

  お「うなぺるそな?」

  お「うなぺるそな?」

  GO「しーしー」

  何を言っているかよくわからんが、一人だからいれてやるということらしい。
  さっきのカップルが二人組みだったから空けなかったようだ。

  GO「くぁんと・えす?」(いくら?)と聞くと。

  お「とりんたしんこ えうろ」(35Euro)との事。

  GO「ok,ok」

  と部屋を見せられる。
  8畳ほどの部屋にベッドとタンスとイスがいくつかというシンプルな部屋。

  GO「シーシー」

  GO「バイセクレタ(がね外に止めてあるの)」どこへ?

  おっちゃんがついてきてくれて駐車場を案内してくれる。
  そこに自転車を設置して、荷物を持って部屋へあがる。

  部屋に上がると、こっちへこいと。
  トイレとシャワーの説明。
  (この部屋、水回り無かった!とこの時気づく。まあいいや)

  鍵の説明。これが0階の入り口で、これが3階の入り口で、これが部屋の鍵。
  パスポートをよこせ。
  あいよ。と渡す。
  そして、開放!

  グラシアス。
  しかし、ちょい、巻きでお願いします。

●夕食へ

  時間は21:30。腹減った(x_X

  泊めてくれたのはいいんだが、おっちゃんもおばちゃんも
  どうも負のオーラを感じて仕方が無い。
  そんなに強いわけじゃないけど、荷物とか大丈夫かな?っていう感じ。
  部屋もまだ空いているようだし、客入れたければまだ入るだろうに・・・

  とりあえず、臭いからシャワーを浴びて・・・
  普通なら洗濯するんだが、荷物が気になるので今日は割愛。

  部屋に戻り。荷物を確認。大丈夫かヨカッタ。

  さ、ご飯食べに行こう。22:00リスタート

  普通ならレストランを探して30分くらい歩いたりするわけだが、
  今日は写真のメニューのあるファーストフードもどきがあるので、
  これでよい。ハンバーグ、目玉焼き、ポテト、サラダのセットでビールを2杯飲んで
  1時間程でホテルに戻る。

●今日のデータ

  走った場所:SANTANDER-(N-623)-(CA-140)-(N-635)-(N-634)-LAREDO
  今日の天気:快晴。紫外線が痛い。
  今日の走行距離:60.96Km
  今日の走行時間:5:15:56
  今日の平均時速:11.61km/h
  今日の最高速度:46.68km/h
  今までの走行距離:1223km+LISBON-Torres Vedras

●Internet情報

  場所:LAREDO
    Offina Turismoで2軒教えてくれました。
    1軒のみ所在確認、PC持ち込み可。

●今日のまとめ

  うう。今日も大変でした。(T_T
  土曜日はホテルが取れないから嫌いです。
  のべ3時間チョイ探してました。

  嘘つきが多くてちょっとスペインが嫌いになりつつあります。
  (一部の人だろうけど・・・)

  20時に来いっていったホテルの話を信用せずに、
  その後もホテルを探し続けたのはある意味正解でした。

  ホテルに電話を掛けまくってるときに、
  「イングリース?」って言ったら、
  「ノー、エスパーニャ?フレンチ?」って聞かれました。
  フランス国境まで200km弱。土地柄ですかね?

  携帯電話ってスバラシー!
  請求書もスバラシイ事になる気がします。
  また止まったらどうしよう(T_T

  自転車カバンはかなり好調です。
  なんら問題ございません。スバラシー!

●明日の予定

  明日はBILBAOまで60km走るつもりです。
  日曜だからホテルは取れるはず。
  様々な事態を想定して早く出るべきデスね。

  と、今日も改行含め400行以上も書いてしまった一日でした。

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