2006/09/08 旅の後遺症

ちょっと、首が凝ってるけど、よく寝たなぁ。
リビングのソファーから起きあがり、
テーブルの上の時計を見ると15:00を回っている。
お昼過ぎに起きるのが最近の日課になっている。

渋谷のバーでのお手伝いに復帰した。バーは24時まで。
その後近所で飲んじゃったり、ラーメン食べちゃったり
帰ってくるのは2時3時。

家に帰ってもなかなか眠れず、ついついmixiを見たり、
なにやら調べ物をしたり。本を読んだり。
そんな事をしていると、夜が明ける。
あー、寝なきゃなと思い横になるのがAM6:00時頃。

すると起きるのがこんな時間になってしまうのである。

起きてからは三宿〜世田谷公園周辺のカフェへ朝ごはんを探しに行く。
「ランチ時間も終わっているこの時間に、朝ご飯っぽい物を探す」
というのがテーマだ。
9月に入ってから東京の気候はだいぶ穏やかで、
半そでで短パンで外にでると涼しく散歩するにはちょうど良い。

そして、食べ終わると、
読み始めた深夜特急を読んでみたり、
ipodの音楽を聴いてみたり
タバコをふかしながら、ユルイ時間が流れる。

そして、やはり旅の事を思い返してしまう。
フランスで会ったニックは元気かな?とか、
マットは今何してるかな?とか
リスボンの自転車やのネルソンは今日も自転車屋に居るのかな?とか。
フィレンツェで会った韓国人夫婦からメールが来ないなとか・・・

いったいあの旅は何だったんだろう。
と、今でも思う。

でも、すごく貴重な体験だったし、必要だったと思う。

人生のリセットボタンを押した感じかな?
単純に再起動しただけではなく、OSから変わった感じ?

今は一生懸命部屋の中にあるいらない物を処分している。
物が多すぎて集中出来ないのだ。
がらんとして、ベッドと机と椅子しかないホテルの部屋が
とても心地よかった気がする。

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さて、何しようか?
これが出てこない。

22歳で働き始めたときから、今まで
5年後のイメージはいつもこんな感じだった。
「結婚して子供がいて、会社の中で重要なポジションを担う仕事人間。
 年収は1000万円オーバーで中流以上の生活をしている人
 ついでに何かしらの企画で一発当てたい」と・・・

しかし、今は全く見えない。
まず、大前提として「日本に居るのか?」これすらわからない。

数年後イメージをバックデートして、今何するか?
という事を考えてきたつもりだったので、
「数年後のイメージが見えない」となった現在は何をして良いかわからない。

金はまだある。時間もある。でも夢が無い。
贅沢な話だが、こういう状況に陥っている。

でも、「行かなかった方が良かったか?」

と聞かれれば、間違いなくNOなのだ。

ん〜これが旅の後遺症か。